2009年度 総会・企業セミナー

低温工学協会 九州・西日本支部 第8回総会/ 講演会(企業セミナー)開催のご案内


 低温工学協会九州・西日本支部規約(2002年4月2日制定)
に基づき、九州・西日本支部第8回総会を下記のように開催致しま
す。会員の方は是非ご参加下さるようお願い申し上げます。尚、ご
出欠の返事を返信ハガキにて4月17日迄にお願い致します。ご
欠席の場合には委任状にご署名、ご捺印の上、必ずご返送下さいま
すようお願い申し上げます。

また、講演会(企業セミナー)後には、懇親会も予定しております
ので、情報交換の場として合わせてご参加頂けますと幸いです。懇
親会の参加は当日も受け付けます。

            記

日 時:2009年4月24日(金) 13:30〜
場 所:九州電力株式会社 総合研究所 2階 大会議室
    〒815-8520 福岡市南区塩原二丁目1-47
TEL:092-541-3034 FAX:092-551-1583
アクセス方法はこちらをご参照下さい。

(1)総会:13:30〜14:15
  1.2008年度事業報告・決算について
  2.役員交代について
  3.2009年度事業計画・予算について

(2)見学会(九州電力 総合研究所内)14:15〜15:00

(3)講演会(企業セミナー):15:00〜17:20
   司 会   林 秀美氏(九州・西日本支部 副支部長)
   1.「超電導に係る政府等の取り組み」
     経済産業省 製造産業局 ナノテクノロジー・材料戦略室
     鈴木 俊吾 氏

   2.「フィルム型アモルファス太陽電池」
     富士電機システムズ(株)太陽光発電事業プロジェクト本部 システム統括部
     西原 啓徳 氏

 懇親会:18:00〜 大橋 「納言」

問合せ先:九州大学大学院システム情報科学研究院 電気電子システム工学部門
木須研究室 藤岡
TEL 092-802-3678 FAX 092-802-3677
       E-mail: a.fujioka(atmark)super.ees.kyushu-u.ac.jp

当日の報告


  九州・西日本支部第8回総会を2009年4月24日(金)午後1時30分より九州電力総
合研究所大会議室にて開催した。冒頭、出席者数と委任状の数より総会が成立しているこ
とが報告された。そして議長に藤吉孝則氏を選出した。松下照男支部長の開会の挨
拶のあと、続いて議事として、2008年度事業報告、会計報告、ならびに監査報告がなされ、
全会一致でこれらは了承された。続いて、役員の交代について説明があったのち、2009年
度支部事業計画、2009年度予算案が諮られ、それぞれ全会一致で承認された。事業計画で
は特に、支部研究会と若手セミナーを今後同時開催することにより、若手の参加の負担軽
減を図り、あわせて支部長賞の高専枠を設けることにより、若手のより活発な支部活動へ
の参加を促すことが説明された。
  次に、九州電力総合研究所内での見学会があった。インテリジェンスハウスのビデオ紹
介、超電導実験室と電力系統シミュレーターの見学を行った。
  引き続いて、企業セミナーが行われた。林秀美副支部長の司会で進行し、まず松下照男
支部長より挨拶、その後九州電力総合研究所野口俊郎所長より挨拶をいただいた。続いて、
経済産業省 製造産業局 ナノテクノロジー・材料戦略室の鈴木俊吾氏より「超電導に係る
政府等の取り組み」と題して講演をいただいた。これまでの研究開発制度の変遷、超電導
技術戦略マップ、総合科学技術会議でとりまとめられている環境エネルギー技術革新計画
(超電導送電)などの説明があった。また最近の補正予算での世界先端研究支援強化プロ
グラム(案)や東京大学のチリのアタカマ砂漠におけるTAOプロジェクトでの超電導技術
の役割が紹介された。質問では、いくつも政策に関わることについて丁寧に答えられていた。
  2番目の講演として、富士電機システムズ(株)太陽光発電事業プロジェクト本部システ
ム統括部の西原啓徳氏が「フィルム型アモルファス太陽電池」と題して講演された。2008
年では前年度比86%増の6.9GWが全世界で生産され、特にフィードイン・タリフ(電力買
い取り制度)によりヨーロッパでは実績をあげていることが紹介された。富士電機システ
ムズでは短波長と長波長を二層により発電するタンデム型を開発し1μmの厚さにしてい
る。基板を含めても50μmであり、軽く曲げることができる太陽電池である。これをロー
ルツーロール製法により1mごとのモジュールとして、カメラのフィルムのコマ送りのよう
にしながら2000mを3日半で作るということだった。学生も質問を行うなど、活発な情報
交換が行われた。
  このセミナーには多数の参加をいただき、参加者は60名であった。

九州電力総合研究所超電導実験室の見学会


講演会の様子

Last modified: Thu April 30 17:20:17 JST 2009