超伝導理工学リサーチコア

研究代表者 圓福 敬二
(大学院システム情報科学研究院 電気システム工学部門 教授)


最終更新日:2017年5月17日
 
活動方針
 超伝導現象を利用することにより、他に類を見ない高性能性と新機能を有する先端電気システムを開拓することが可能となります。このため、超伝導技術は低炭素社会実現のための電気エネルギーシステムや、医療・バイオ分野における先端センシングシステムのためのキーテクノロジーとして大きな期待が寄せられています。これらの超伝導システムに実現のためには、核となる超伝導技術を高度化するとともに、既存技術や周辺技術を取り込んだシステム化技術を開発することが重要となります。このため、本リサーチコアでは、超伝導工学、材料工学、電気工学、計測工学、及び医療・バイオ工学の研究者により、それぞれの分野を横断する学際的な共同研究を推進し、超伝導理工学の基盤を確立することを目指しています。
 本リサーチコアでは、超伝導の基礎科学から工学システムに及ぶ「超伝導システム科学」研究の世界的研究拠点を目指した活動を行っていきます。また、本分野における研究者・技術者の育成に努めます。具体的には、超伝導技術を用いたエネルギー・センシングイノベーションの実現に向けて、下記の研究等に取り組んで行きます。
  • 超伝導の持つポテンシャルを最大限引き出すための超伝導物性解明とボトルネックエンジニアリング
  • 超伝導体の実用化のための材料解析・プロセス技術、及び新超伝導材料の開発研究
  • センシングイノベーションのためのバイオ・分析分野における各種先端計測システムの開発研究
  • 低炭素社会実現のための種々の省エネルギー機器と電気エネルギーシステムの開発研究
  • 超伝導技術と既存の電気システムや周辺技術との学際・共同研究によるエネルギー・センシングイノベーションのための先端電気システムの基盤確立
 
研究組織
 
関連リンク