第3回 材料研究会/九州・西日本支部 合同研究会
第3回 材料研究会/九州・西日本支部 合同研究会のご案内
超電導材料や線材技術の進展により、それらを応用した新しい機器
の開発が行われています。今回は、現在開発中の応用機器を紹介し、
それぞれの機器における超電導材料・線材の特性、機器設計、実用
化に向けた課題などについて講演していただきます。また、最後に
機器を設計する際に重要となる応力・歪問題などを含め、応用機器
の開発と超電導材料・線材技術についてまとめます。多数のご出席
をお待ちしています。
テーマ:最近の超電導応用機器の開発と材料・線材技術
日 時:2007年12月14日(金) 13:00〜17:00
場 所:高知工科大学 研究C棟C102教室
〒782-8502 高知県香美市土佐山田町宮ノ口185
交通案内: 高知工科大学アクセス案内
参加費(資料代):2,000円(どなたでも自由に参加できます)
プログラム
1.開会の挨拶 松本 要(材料研究会委員長) 13:00〜13:10
2.講演
�―崢磽咤唯釘嗟囘粗確箋儼織僖襯好灰ぅ�
川越明史(鹿児島大) 13:10〜13:50
�■唯脾�2線材のマグネットへの応用
熊倉浩明(物材機構) 13:50〜14:30
休憩 14:30〜14:45
��YBCO超電導モーターの開発
岩熊成卓(九州大) 14:45〜15:25
�ぃ截贈達論�材を用いた超電導ケーブルの開発
向山晋一(古河電工) 15:25〜16:05
休憩 16:05〜16:15
�ツ凝兎咳�用機器の開発と材料・線材技術 ―特に応力・歪問題についてー
長村光造(応用科学研究所) 16:15〜17:00
3.閉会
懇親会 研究会終了後,高知市内にて懇親会を行う予定です。
オーガナイザー:前田敏彦(高知工科大), 原田直幸(山口大), 土井俊哉(鹿児島大)
問い合わせ先:高知工科大学 工学部 物質・環境システム工学科 前田敏彦
〒782-8502 高知県香美市土佐山田町宮ノ口185
TEL:0887-57-2506 FAX:0887-57-2520
E-mail:maeda.toshihiko@kochi-tech.ac.jp
当日のレポート
第3回材料研究会/九州・西日本支部合同研究会が、12月14日(金)
に高知県香美市の高知工科大学で開催され、大学院生をはじめ22名
が出席した。今回はテーマを「最近の超電導応用機器の開発と材料・
線材技術」として、現在開発中の応用機器を紹介し、それぞれの機
器における超電導材料・線材の特性、機器設計、実用化に向けた課
題、機器を設計する際に重要となる応力・歪問題などについて講演
が行われた。
最初に川越明史氏(鹿児島大)が「瞬低SMES用伝導冷却型パルス
コイル」と題して、NEDOの基盤技術研究促進事業の一環として行わ
れた瞬低補償用SMESの導体やコイルの技術、冷却・励磁試験につい
てまとめた。コイルの温度上昇を抑制できたのは、極低温での高い
熱拡散率により1秒間の放電中にもコイル内の排熱が有効に働くた
めと考えられていると結んだ。次に「MgB2線材のマグネットへ
の応用」と題して、熊倉浩明氏(物材機構)が、線材の作製方法や特
性、高Jc化への特性改善についてまとめた。また、海外のMgB2線材
について、米国のHyper Tech社とイタリアのColumbus
Superconductors社の長尺線材やコイルの開発状況について報告が
行われた。
休憩の後、岩熊成卓氏(九州大)からは、「YBCO超電導モーター
の開発」と題して、モーターの原理、常電導と超電導の比較、開発
された超電導モーターに用いた線材やコイルの特徴が報告され、さ
らに船舶推進システムとして組み合わせ試験を行ったときの貴重な
映像やその時の様子などが紹介された。向山晋一氏(古河電工)は
「YBCO線材を用いた超電導ケーブルの開発」と題して、高温超
電導ケーブルの導入効果が示され、低交流損失導体の仕様、Ic特性、
交流損失の測定結果などが紹介された。最後に、長村光造氏(応用
科学研究所)から「超電導応用機器の開発と材料・線材技術―特に応
力・歪問題について―」と題して、実用化の現状、真の実用化に求
められる線材性能、複合超電導体の構造と特性などがまとめられ、
応力・歪み問題に関する最新の研究成果が報告された。今回の研究
会では講演後の質問に比較的長い時間を割くことができ、活発な議
論が行われた。
ご多忙な中、ご講演をお引き受けいただいた講師の皆様に深くお礼
申し上げます。講演内容の詳細は、当日の配布資料に記載されてい
ますので、協会事務局までお問い合わせください。
(山口大 原田直幸)
研究会の様子
Last modified: Wed Jan 16 11:19:19 JST 2008